プログラム

「磯焼け」を知っていますか? ~海が教えてくれた、あきらめない心~

キーワード:研究心、探究心、表現すること、行動すること、自分らしさ

日本は島国です。

食べ物のほか輸出入の航路など、
日本人の生活にとって、海は切っても切れない自然の宝物です。

その海が、とても危険な状態にあります。

磯から海藻が失くなっているのです。

その現象を「磯焼け」と言います。
まるで焼け跡のようになり、「海の砂漠化」とも言われています。


磯焼けが起こる原因に、気候変動があります。

磯焼けが発生すると、
海藻や海草が生い茂る場所の回復には、長い年月がかかります。
アワビやサザエそして伊勢海老といった多くの魚介類の漁獲数の減少や成長不良につながり、沿岸漁業に大きな打撃を及ぼします。

それだけではなく、温暖化と食糧問題にもつながっています。
私たちの生活に深刻な影響があるのです。

『ここにいる、生きている。〜消えゆく海藻の森に導かれて〜』という
日本初の海藻をメインテーマにしたドキュメンタリー映画は、

地元のサーファーが「海が死んでいる」と話すのを耳にした監督が、

導かれるようにして海から海へと旅を撮影した記録です。

壮大な力と美しさだけが、海ではありません。

気候変動から深刻な影響を受けている。

そして、人間にとって大切な海を守りつづける人たちがいる……。

どんなに不安な気持ちでいっぱいになり、
まるで深い海の底にいるかのような暗い気持ちになっても、

希望という光を見つけ、昇ろうとする。

そんな人たちの姿は、私たちにあきらめない勇気を与えてくれます。


今回のプログラムは、この映画を撮影した⻑谷川監督にお話いただきます。

たとえあなたが今困難を抱えていても、
あきらめず可能性を見つける、
そのきっかけのひとつになるでしょう!

このプログラムは、2025年2月18日(火) 19時00分~20時00分(60分)、zoomの開催を予定しています。

※アーカイブします。

講師プロフィール ⻑谷川 友美(はせがわ ゆみ)さん

1. 映画監督 / 映像作家、そして一児の母。

2. 1982年⽣まれ、東京出⾝。

3. 邦楽演奏家の両親の元、幼い頃から舞台や芸術に親しむ。⽇本⼤学芸術学部で映画制作を専攻したのち、撮影監督としてキャリアをスタート。

4. 撮影を担当した短編映画『かの⼭』は、第78回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ短編部⾨にノミネート。2021年、ドキュメンタリー映画『The Taste of Nature 世界で⼀番美味しいチョコレートの作り⽅』で初めて監督を務め、カナダのPRPLForkFest映画祭にて最優秀賞⻑編ドキュメンタリー賞を受賞。2021年東京国際映画祭でも公式上映された。今作が監督2作⽬となる。

5. 監督最新作『ここにいる、生きている。〜消えゆく海藻の森に導かれて〜』は、1/10(金)より、アップリンク吉祥寺ほかで全国ロードショー。  

zoomURLのお知らせ

お知らせ日程:2/4(火) 頃

 

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