2022年5月にスタートしました「ファンディング第1期」は、2023年5月21日に、無事に旅たちを迎えました。
1年間ともに活動してくれた7名のメローの皆さん、そして、活動をご支援くださった皆さまに、改めて感謝します。
ここに、「ファンディング第1期生」のメローの皆さんが、自分らしく探究を続けた冒険の軌跡を、少しだけご紹介させていただきます。
■GOGOさん(応募当時9歳)
パインアップル特有の舌がピリピリする現象を解消するべく、品種改良の研究
go goさんは、大好きなパインアップルをたくさん食べたい!という思いから、パインアップル特有の舌がピリピリする現象を解消するべく、品種改良の研究をしました。
パインアップルをご自身で栽培することにも挑戦したり、パインアップルの細胞構造を顕微鏡で研究するなど多角的な視点を持ちながら研究を行いました。そして、日本で一番パインアップルが栽培されている沖縄にも向かい、研究者の方と熱い議論を交わしました。最終報告会では、今後はパインアップルを使った宇宙食を作れないか、考えていきたいと語ってくれました。
(パインアップルの組織がどうなっているのか?顕微鏡で観察。)
■sacci(応募当時8歳)
遠隔操作ロボットを作り、海をきれいにするための探究
Sacciさんは、遠隔操作ロボット「すなはまっくん」をつくって、海をきれいにするための探究に取り組みました。鼻にストローがつまってしまったウミガメの動画をみたことからSacciさんの探究が始まりました。 ファンディングを通してウミガメのことだけでなく海洋汚染やその他の課題、SDGsのことも学び、ロボットやAIなどにも興味を持つきっかけとなったそうです。
また、参加することで、色々な人と出会い、たくさんのお友達ができ、気の合うお友達に出会えたことはとても嬉しかった、学校や勉強を新しい角度から捉えられ新たな目標ができた、自分の好きな事、得意なこともわかったと語ってくれました。
(ロボット作りの基本を学びました)
(遠隔操作ロボットについて学びました)
■インテグラルさん(応募当時12歳)
完全人工心臓の実用化についての研究
インテグラルさんは、手術を受けることができない発展途上国の心臓病患者に 人工心臓を無償で提供する、という夢に向かって努力しています。これまで、専門家のところに飛び込んで学んだり、脂肪についての分析をしたり、工作企業でのインターン、心臓弁の試作や実験を繰り返しています。完全人工心臓の実現に向けてこれからも研究を続けますと語ってくれました。
※時に実験は深夜まで及びます!
■成田才紋(応募当時12歳)
様々なテクノロジーを駆使して、独自の世界観をPVで表現
写真撮影、動画撮影、音楽制作、CG制作、機械いじり、プログラミング、ロゴ、アイコン、フォントデザインなどマルチな才能で、作品作りを進めたさいもんさん。百聞は一見に如かず。彼独自の世界観を以下のリンクから堪能ください。
YOUTUBEリンク:https://youtube.com/@SIMON0804
Instagram: https://instagram.com/simonnarita0804?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA==
ぜひご登録ください。
彼自身が登場し、様々な世界観を表現します。
様々な効果を盛り込んでいます。
■パーマン(応募当時11歳)
土から再生を図る環境づくりの研究
パーマンさんは、熱海市の伊豆山土石流災害が起きた原因を調査し、今後二度と同じことが起きないように、自然の力を活かして、土から再生を図る環境づくりの研究を行いました。
日本各地の森や山、川がどのようになっているのか?自分の目で確かめるべく、時間を見つけては各地へ赴き、自然と向き合う日々を過ごしました。今後はご自身で企画したワークショップを行い、子どもから大人まで土中環境について学べる機会を作る予定ですと語ってくれました。
(日本各地の土を自分の目で確かめます)
(今後はワークショップを計画中)
■ゆうな(応募当時16歳)
ミャンマーの人々の暮らしや文化を伝え、世界で起きていることを「自分ごと」として捉えてもらう活動
ミャンマーでクーデターが起こった2021年2月1日、ゆうなさんはご家族とミャンマーの都市ヤンゴンに住んでいました。日本では、ミャンマーのことを聞くと「クーデターが起こっている怖くて物騒な国」というイメージで、ミャンマーがそもそもどこにあるのか、何語が話されているのかなどの情報を知っている人は少なく、若い世代は世界のことにあまりに無関心なのではないかと感じたそうです。ゆうなさんは、現地がどんな素敵な国だったのか、そこで暮らしている人々のことを知ってほしいと思い、プロジェクトを立ち上げました。活動を続ける中で同世代の関心が集まるようになってくるなど変化も感じられました。今後も活動の継続に向けた仕組みの検討など、積極的に活動されています。
詳細はこちら→https://yangonkaruta.jimdofree.com/
■秋(応募当時9歳)
ひいおばあちゃんに味を感じてもらうための研究
秋さんのひいおばあちゃんは味を感じにくくなっており、ひいおばあちゃんに味を感じてもらいたい一心で、様々なアプローチで仮説・検証を繰り返してきました。何十本も論文を読み、ロートの研究者とディスカッションしたり、食品企業の研究所で味について教えてもらったり、様々な味を感じるプロセスを探ってきました。まだ道半ばですが、今後も研究を続けますと語ってくれました。
(何がおいしさに影響したのか?変数が多く難しい)
以上が7名のメローの冒険の軌跡です。みんなの冒険をロートこどもみらい財団のメンバー全員がこれからも応援しています!
ロートこどもみらい財団のファンディングに興味を持たれた方は、2023年7月1日~31日までの間に、「ファンディング第2期」の募集をしますので、チェックしてみてください☆
「ファンディング第2期」の募集はこちら↓