キーワード:メディアリテラシー、情報の見分け方、ニュースの裏側、 SNSとの付き合い方、知る力、考える力、報道と社会、 他者との交流、研究心、探究心、好奇心、表現すること、 自分らしさ
私たちのまわりは、沢山の情報にあふれています。 あふれすぎていると言ってもいい。
もっとも、 耳をふさいだり目をつぶったりすれば情報は入ってきません。
でも、そうすると世界から切り離されたような気分になります。
そう、つまり、情報とは「世界」のことです。
世界は情報の形で私たちのところにまで届く。
情報を伝える「媒体」を英語では「メディア」と言います。
媒体というのは「仲立ちするもの」「間を取り持つもの」 という意味です。
その仲立ちの手段はスマホやテレビ、ラジオ、新聞、 雑誌などです。
その仲立ち(媒体、メディア)の両端には、 情報を発信する人と情報を受け取る人がいます。
つまり「情報を発信する人→メディア→情報を受け取る人」 という流れです。
最初の発信側は、ユーチューバーとか、ティクトッカーとか、 テレビや新聞の場合は政府とか警察とか会社とかの「広報」係、 あるいはインタビューなどでは「街のひと」もそうです。
さて、ここで問題が生じます。
その情報は、そのまま「本当のこと」として信じていいのか、 あるいは「大袈裟なこと」「ウソのこと」「 こちらを騙そうとしていること」なのかどうか?
だってほら、「こちらは警察署ですが」 とお金をだまし取ろうと電話をかけてくる人もいるでしょう?
「いいね」や「♡」 をもっと多く獲得するためにわざとAIで加工した大袈裟な動画を あげる人もいるでしょう?
それが「ウソ」か「ホント」かを見分ける力を「メディア・ リテラシー」と言います。
「フェイク・ニュース」や「陰謀論」に引っかかってしまうと、「 世界」の姿を間違ってしまう。
だって「ウソ」の情報は、「ウソ」の世界なのですから。
そしてウソの世界は、必ずどこかで辻褄(つじつま) が合わなくなるのです。
辻褄が合わなくなると、世界に矛盾(むじゅん)が生じて、 どうして良いかわからなくなる。
どこでボタンのかけ違いをしたのか、 そこまでまた戻ってやり直さなければならなくなる。
あるいはやり直しもできなくなってしまう。
困ったことです。
では、どうやって「ホントのこと」=「ホントの世界」 かどうかを見分ければいいのでしょうか?
それはそう簡単なことではありません。 新聞記者として多くの取材を経験してきた北丸雄二さんが、 ニュースの裏側や、情報の集め方・読みときかたの基本、 出発点を教えてくれます。
◉ どうやって「本当のこと」を見分ければいいの?
◉ ニュースはどう作られるの?
◉ なぜ人は「知りたい」と思うの?
◉ SNS時代の情報との付き合いかたは?
これからの時代を生きるみなさんにとって、 とても大事な内容です。
無限に広がるネット(メディア)の中で道に迷わないために、 「メディア・リテラシー」 をいっしょに楽しく学んでいきましょう。
本プログラムは、2025年7月30日(水)19時00分〜20時00 分(60分)、zoom での開催となります。 ※アーカイブします。
講師プロフィール 北丸 雄二(きたまる ゆうじ)さん
1.東京新聞(中日新聞)
2.在米25年の2018年に帰国。
3.現在はTBSなどのラジオやネット番組などで政治、社会、
4.日米比較社会論『愛と差別と友情と LGBTQ+』(人々舎)で「紀伊國屋じんぶん大賞 2022」2位。
5.他に映画・演劇・文学評論や英米文学翻訳、
6.年内に評論集『このクイアな世界』(仮題)刊行予定。
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お知らせ日程: 7/15(火)頃