一般財団法人ロートこどもみらい財団(所在地:東京都港区、代表理事:荒木 健史)と、株式会社スマイルラボ(本社:東京都江東区、代表取締役:伊藤 隆博)は、累計160万ユーザー登録となる『 Nicotto Town / ニコッとタウン(PCブラウザ型2Dメタバース)』にて、子どもたちがそのときの気分で自由に参加ができるメタバース児童館:『ロートの放課後』を2023年10月5日よりオープンいたします。
『ロートの放課後』では、子どもたちに対して、「いつでも安心していられる居場所」を作ることを目指し、すでに数万人のユーザーが住んでいるバーチャルな街の中に、『ロートの放課後』に登録した子どもたちだけがアクセスできるエリアを新設します。
昨今のメタバース市場より遡ること2008年に、安心安全なインターネットの居場所を目指してきた『 Nicotto Town / ニコッとタウン』の運営ノウハウと、ロートこどもみらい財団が共創し、子どもたちがさまざまな価値(遊び、学び、会話)に触れることで、アイデア・スキルの可能性を探るキッカケを提供します。
来るのも自由。帰るのも自由。その時の気分でふらっと参加できるメタバース児童館を創ります。
背景 近年、不登校の児童生徒数が増加し、小・中・高の不登校が約30万人に急増
文部科学省の調査によると、近年、不登校の児童生徒数が増加し、小・中・高の不登校が約 30万人に急増しています。また、90日以上の不登校であるにもかかわらず、学校内外の専門機関等で相談・指導等を受けられていない小・中学生が、4.6万人に上るとされています。
2023年1月に行われた、内閣府の「こどもの居場所づくりに関する調査研究」では、子ども・若者の居場所づくりにおいて重要なことは、子ども・若者の主体性を尊重することであるとし、子ども・若者の「行きたい」「居たい」「やってみたい」という3つの声を大切にしたいと整理しました。
こういった状況を踏まえ、『ロートの放課後』サービスの提供を開始いたしました。
子どもたちが気軽に遊べるメタバース児童館:「ロートの放課後」
【サービス概要】
◆サービス名称 :『ロートの放課後』
◆リリース日 :2023年10月5日(木)
◆ユーザー登録 :
① ロートこどもみらい財団に登録(メロー登録)
(https://future-for-children.rohto.co.jp)
② 「ロートの放課後」への申請フォームから参加する
(https://future-for-children.rohto.co.jp/nikotto/)
③ 申請後、登録メールアドレスに「ロートの放課後」にログインできるアカウントが送られてくる
④ Nicotto Town にログインする
( https://www.nicotto.jpにて、ID+パスワードでログイン)
◆初期サービス :専用エリア、専用ルームにアクセスできます。
◆安全性の配慮 :コミュニケーションはボイス非対応でテキストチャット等になります。
┗Nicotto Townは、ユーザー同士のトラブルを避けるため、1対1ミニメール機能はありません。
┗Nicotto Townは、絵本のような世界観テーマのため、写真を投稿する機能はありません。
Nicotto Town(ニコッとタウン)とは?( https://www.nicotto.jp )
『 Nicotto Town(ニコッとタウン)』は、絵本のような手描き風のかわいいアバター(キャラクター)を登録し、インターネット上でバーチャルライフ(仮想生活)を楽しめる2Dメタバースです。
2008年9月、海外発の3Dメタバース(セカンドライフ等)が隆盛の中、日本発のメタバースとして 『 Nicotto Town 』サービスを開始。「ウェブマネーアワード2010」にてユーザー投票1位を獲得し、その後も、同アワードにて入賞多数となっています。
2023年9月で15周年を迎え、現在の累計登録ID数は160万ID(2023年9月時点)を突破しています。住人のうち、10~60代の女性が70%を超えており、幅広いユーザー層により、これまでも子ども達の受け皿として安全性に配慮してきました。
また、2020年12月、Adobe社の提供するFlash Playerがサポート終了することに伴い、今後も末長く運営していくため、2017年から「脱Flash Player計画」の開発を進め、2021年12月に完了。過去にリリースされた10万点を超えるアイテムを約4年かけて全てHTML5プログラムで作り直し、PCブラウザでは、唯一継続されているバーチャルワールドとなっています。
「ロートの放課後」の詳細① 子どもたちが気楽に過ごせる専用エリア/専用ルーム
『ロートの放課後』の子どもたちだけがアクセスできる専用ワールドや専用ルームが用意されており、『Nicotto Town / ニコッとタウン』の一般ユーザーが入ることができません。多数の人々が行き交う一般ワールドと異なり、『ロートの放課後』の子どもたちだけで集まれるため、自分のペースで過ごすことができます。
また、オンラインの特性を活かし、自宅から気軽に1人でアクセスすることができ、一般ワールドに出かけて、他者とのつながりを持ち、自分らしく過ごせる交友関係を広げていくこともできます。
(専用ワールドから一般ワールドへ移動する際には、『ロートの放課後』以外のユーザーと出会うことになりますので、注意書きを表示します。注意書き内容に同意することで、一般ワールドへの移動が可能になります。)
「ロートの放課後」の詳細② オンラインでの学び
『ロートの放課後』のはオンラインの居場所であると同時に、オンラインでの体験活動を提供する居場所を目指しており、好きなこと・興味のあることに沿って多様な分野の専門家から話を聞くことができる、ロートこどもみらい財団のプログラムへ参加することができます。(開催は月4~5回程度でメロー向けに一斉にお知らせしています)
※プログラムは『ロートの放課後』から、Zoomを起動して参加することも可能です。
「ロートの放課後」の詳細③ ニコッとタウンと連携したプログラム
『 Nicotto Town / ニコッとタウン』では、毎月、一般ユーザーからの要望に応えたアバターアイテムをリリースしており、『ロートの放課後』へ参加する子どもたちにも同様に、アバターアイテムの要望を募集するイベントの定期的な開催を予定しています。
2023年5月11日に先行実施した参加型のプレイベントでは、子どもたち一緒に企画したアイテムを、実際に『 Nicotto Town / ニコッとタウン』で公開し、子どもたちの「こんなアイテムを作ってみたい」という気持ちになるきっかけを提供しました。
このプレイベントでは、アバターアイテムの要望を募集するだけではなく、アイテム企画の観点から採用されやすい要望の書き方講座や寄せられた要望がアイテムとして完成するまでのデザインの公開、子どもたちのアイデアに対するレビューなどを行いました。
ロートの放課後で一緒に楽しんで頂けるパートナーを募集します
今後の予定として、『 ロートの放課後』に、一緒に楽しんで頂ける場所(出展できるスペース)を設ける予定です。
また『Nicotto Town』は、「オンラインゲーム基盤」があることを活かし、簡易にゲームを増設することが可能です。一般的に、3Dのメタバースは制作費・毎月の維持費が高額になると言われておりますが、『ロートの放課後』は気軽に出展することができます。バーチャルライフ型のため、常に、数万人のユーザーがログインして仮想生活を送っており、ユーザーが不在になることはありません。
【例:ゲームコンテンツのご提供】
・子どもたちが遊べるゲームコンテンツ開発 (パズルなどカジュアルなもの)
・建物(お店、パビリオン)制作
・アバター衣装アイテムの制作(ゲームのランク特典)
「ロートこどもみらい財団」について
ロートこどもみらい財団は、次世代を担う子どもたち一人ひとりの個性を尊重した未来社会を実現すべく、自分らしく探究しようとする心の“眼の芽”を育てるため、2021年10月から活動しており、現在の教育制度の下では十分に力を発揮しづらい子どもたちなどに対して、コミュニティづくり、アイデア実現に向けた助成金、メンタリング(助言や対話)、専門家・関連機関等の紹介などの支援を行い、実践的な学び、多様な領域の専門家や技術に触れ自身のスキルやアイデアを磨くプログラムの提供等を行っております。
◆財団概要
・財団名:一般財団法人ロートこどもみらい財団
・代表理事:荒木 健史
・所在地:東京都港区海岸1丁目2番20号汐留ビルディング20階
・サイト: https://future-for-children.rohto.co.jp
◆本件に関するお問い合わせ先
・担当:徳永、森本
・E-mail: info@future-for-children.rohto.co.jp
「スマイルラボ」について
ゲーム開発運営、メタバース企画開発、ヘルスケアアプリ、AI搭載の上流設計(UXUI)の企画・デザイン・開発・運営まで、ゲームアプリも、非ゲームアプリも、双方できる開発スタジオ。
特に、コミュニティ型プラットフォーム、ゲーミフィケーション搭載サービスを0から設計運営することに長けているスタッフが多数在籍しています。
▼2008年
スクウェア・エニックス・ホールディングス100%出資で創業
Nicotto Town(160万ID登録)、自社ゲーム、スクウェア・エニックスとの共同開発など多数のゲーム開発を手掛ける
▼2017年
経営陣によるMBOにて独立し、フジ・メディア・ホールディングス子会社のフジゲームスとの共同ゲーム開発
小説7冊分(100万文字)を超える本格シナリオRPG「プレカトゥスの天秤」の共作(200万DL)
▼2019年
当時、累計150億円を超える出資のヘルスケア/フィットネスヘルスケア「FiNC」を運営する株式会社である FiNC Technologies グループにJOIN(FiNCアプリ=累計1,200万ダウンロード/2023年10月現在)
▼2023年
代表取締役:伊藤=FiNC Technologies社のCOO/CPOを兼務し、ゲーム開発のノウハウを活かした多数のヘルスケアアプリを開発
◆会社概要
・会社名:株式会社スマイルラボ
・代表取締役社長:伊藤隆博
・所在地:東京都江東区有明3-7-11 有明パークビル 20F
・サイト:http://www.smile-lab.com
◆本件に関するお問い合わせ先
・担当:奥山
・E-mail: info@smile-lab.com
※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。